――高級ファッションブランドからテックベンチャーに移ったのはなぜですか?
ナッシングの前はロエベで7年間働いていた。2018年に入社した当時は、年配女性向けと見られていたブランドを若い層にとって再びクールなものに変えた。デザイナーのジョナサン・アンダーソンと共にロエベを成長させた。
ジョナサンがディオールへ移り、私も何か違うことをしたいと思っていた。(広告代理店で)グーグルやノキアと働いた経験もあるので、自分がファッション業界で学んだすべてのこと――芸術や音楽、デザインとどう結び付けるか――をテクノロジーブランドに持ち込みたいと考えた。
AIの進化もあり、今はテック分野で働くこと自体が非常に刺激的な時期だ。
――ただ近年、スマホはかつてのように「ワクワクするもの」ではなくなったと言われます。
過去10年の製品をみると、アップルの支配によって多くのテクノロジーはかなり退屈なものになってしまった。スマホはどれもアルミニウムとガラスで、とてもミニマルなデザインだ。
しかし、ナッシングはテクノロジーのデザインに楽しさと個性を取り戻そうとしている。
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