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「アップル大国」に挑む、スマホベンチャー・ナッシングのファッションブランド出身CBOが描く日本市場の攻略法

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アップルのiPhoneが圧倒的に強い日本のスマホ市場に新たな挑戦者が現れた(撮影:風間仁一郎)

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イギリスのデジタル製品ベンチャー、Nothing(ナッシング)が日本市場での取り組みを強化している。アップルのiPhoneがシェア5割を占める日本市場で勝算はあるのか――。高級ファッションブランド「ロエベ」から昨年12月にナッシングに転じたチーフ・ブランド・オフィサー(CBO)のチャーリー・スミス氏に聞いた。

――高級ファッションブランドからテックベンチャーに移ったのはなぜですか?

ナッシングの前はロエベで7年間働いていた。2018年に入社した当時は、年配女性向けと見られていたブランドを若い層にとって再びクールなものに変えた。デザイナーのジョナサン・アンダーソンと共にロエベを成長させた。

チャーリー・スミス(Charlie Smith)/アメリカやイギリスの広告代理店で経験を積み、BBCやマイクロソフト、ノキアなどのクライアントを担当。2015年からイギリスのR/GAにてグーグルのアカウント統括責任者。18年からLVMH傘下のブランド、ロエベのチーフ・マーケティング・オフィサー、26年1月にナッシングに転じCBO(撮影:風間仁一郎)

ジョナサンがディオールへ移り、私も何か違うことをしたいと思っていた。(広告代理店で)グーグルやノキアと働いた経験もあるので、自分がファッション業界で学んだすべてのこと――芸術や音楽、デザインとどう結び付けるか――をテクノロジーブランドに持ち込みたいと考えた。

AIの進化もあり、今はテック分野で働くこと自体が非常に刺激的な時期だ。

――ただ近年、スマホはかつてのように「ワクワクするもの」ではなくなったと言われます。

過去10年の製品をみると、アップルの支配によって多くのテクノロジーはかなり退屈なものになってしまった。スマホはどれもアルミニウムとガラスで、とてもミニマルなデザインだ。

しかし、ナッシングはテクノロジーのデザインに楽しさと個性を取り戻そうとしている。

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