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「楽しい、けれど疲れる」は自然なこと——北欧フィンランドで出会った"ソーシャルバッテリー"という心地よい言葉

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「ソーシャルバッテリー」という言葉が意味するところとは?(画像:©️週末北欧部 chika)
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ある日も、漫画家仲間がイベント出展を終えたあとにあげたインスタグラムのストーリーで、この言葉が出てきた。

「今日はもうソーシャルバッテリーがゼロすぎて、みんなホテルで無言でMe time(ミータイム)中です」

そんなコメントとともに、ホテルの部屋の写真がアップされていた。ソファで本を読む人、ベッドでヘッドフォンをして音楽を聴く人……。それぞれが同じ部屋にいながら、静かに自分の時間を過ごしていた。

この「Me time」も、私の好きな言葉のひとつ。リラックスしたり、好きなことをしたりして過ごす、自分のためだけの時間を指す言葉だ。

イベント会場(写真:筆者撮影)

そのストーリーを見た時、同じイベントに終日出展していた私も、ふと気づいた。

「今夜のアフターパーティーに行くためのソーシャルバッテリーは、もう残っていないかもしれない……!」

パーティーには行かず

その日は、ヘルシンキから遠く離れた街で開催されたイベントのあと、自由参加のアフターパーティーに顔を出してから、深夜にヘルシンキへ向けて出発する夜行列車を待つ予定だった。

けれど、朝5時から夜まで活動的に過ごしたあとで、さらに新しい人たちとたくさん会話するためのソーシャルバッテリーは、もう残っていなかった。

そう気づいた私は、パーティーには行かず、ひとりで映画のレイトショーを観ながら出発の時間を待つことにした。

夕暮れ(写真:筆者撮影)

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【「せっかく来たのに」の後ろめたさはあったけれど】

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