ヒョンデのコンパクトEVである「インスター」が日本で発売となったのは、2025年4月10日であった。25年1月から先行予約をスタートしていたこともあり、発売直前となる3月下旬の時点で300台を超える予約を得ることに成功している。
「わずか300台」と思う方もいるだろう。しかし、一時期、日本市場から撤退しており、22年に再参入したばかりであったヒョンデにとって、300台という数字は大きいと言える。
なぜなら、24年度のヒョンデの乗用車の新規登録台数は、わずか472台しかなかったからだ。
ヒョンデのラインナップは、Cセグメント相当の高性能なEVである「IONIQ 5(アイオニックファイブ)」、コンパクトなBセグメント相当のエントリーEV「KONA(コナ)」、そして燃料電池車(FCEV)である「NEXO(ネッソ)」の3モデルしかなかった。
そこに小さく、そして価格も手ごろなインスターを追加したという格好だ。予約者の属性は、20代から70代までと幅広い。内訳は、20代が7%、30代が21%、40代が18%、50代が19%、60代が26%、70代が7%だという。
30代から60代まで、まんべんなく売れている。輸入車ブランドとしては、案外に若い人の人気が高いと言えるのではないだろうか。
ユニークなデザインとしっかりとした走り
ここでインスターが実際のところどんなクルマなのかを説明しておこう。まず言えるのは、全長3830mm×全幅1610mm×全高1615mmというコンパクトなサイズ感が、日本車にはない特徴であることだ。
次ページが続きます:
【274万9000円~の手頃な価格も魅力的】
