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ゲームコントローラで20トン級バックホウを遠隔操作、都内の公共工事で始まった新しい施工の形

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遠隔操作中の油圧ショベル
遠隔操作中の油圧ショベル。操縦席は無人で、周囲はバリケードで立入禁止区画になっている(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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OEDO Dynamicsの装置は建機の油圧経路に直接介入する方式を採っており、電源を切れば通常の搭乗操作にすぐ戻せる。取り付けも2日ほどで済む。国内でこの方式を採用しているのは同社だけだ。

油圧ショベルの背面に取り付けられたOEDO Dynamicsの後付け遠隔装置。建機の油圧経路に直接介入する方式を採る(写真:筆者撮影)

巴山建設の土木部技術システム課で課長代理を務める松村大生氏は「ICT建機と遠隔がセットになって、しかも実際の公共工事で使っている事例はおそらく他にない」と話す。遠隔操作のデモや試験であれば大手ゼネコンの実績もあるが、中堅の建設会社が通常の施工で日常的に使い始めたのは珍しい。

左からOEDO Dynamics代表取締役の田中良道氏、巴山建設の山崎涼氏、同・松村大生氏(写真:筆者撮影)
遠隔装置を搭載しても操縦席はほぼそのまま使える。電源を切れば通常の搭乗操作に戻せる(写真:筆者撮影)

通信インフラはスターリンクで解決

遠隔操作には安定した通信回線が欠かせない。映像を飛ばすには最低でも上り2Mbps、安定運用なら20Mbps程度が求められる。ローカル5Gなら性能は十分だが、基地局の設置費を含めると約1000万円にのぼる。ダム工事のような大規模現場なら採算が取れても、一般的な道路工事の規模では現実的ではない。

巴山建設が主に使っているのはスターリンクだ。アンテナの法人購入費は約30万円、月額は1TB使い放題のプランで約2万円。ローカル5Gと比べて桁違いに安い。通信の遅延は約50ミリ秒で、人間がほぼ感じない水準だ。キャリアの4G・5G回線も併用しており、通信の冗長性を確保している。

OEDO Dynamicsの田中良道代表によると、ラスベガスの建設機械展示会CONEXPOの会場から日本の建機を遠隔操作した実績もあるという。

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【若手はゲーム感覚で重機を遠隔操作】

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