そこで糸川沿いの桜について調べてみると、もともと雑木が混在していたため、桜並木にはならなかった。そのため2009年(平成21年)、アタミザクラ58本を植樹し、遊歩道を整備した。つまり、桜まつりも植樹後の2009年以降に始まったとみられる。
ちなみにこれは、大塚商会の相談役名誉会長、大塚実の支援を受けてのプロジェクトだったそうだ。筆者も知らなかった。来年は桜の恩人に「ありがとうございます」といいながら桜を楽しみたい。
アタミザクラは、1965年(昭和40年)、市の木になっている。ソメイヨシノに比べてピンク色は濃く、花も大きい。夜はライトアップして、妖艶な美しさになる。
元遊郭が肉豆腐の名店に変身
糸川沿いは「糸川花街」と呼ばれていた旧赤線地帯だった。友楽町には元遊郭の建物が数カ所、残っており、リノベーションして再活用しようというプロジェクトが動き出している。
歴史的建築を残しつつ、令和にあわせた仕様で再活用する。歴史を活かしているとも言えるし、便乗しているとも言える。
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【市外通話の開通が日本一早かった熱海】
