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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

年間600万人が押し寄せる熱海「駅前のプリンと海鮮丼で帰らないで」ジモト民が通う《坂を下りた先》の素朴なグルメ

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トンカツ屋の名店「喜撰」のカツサンド
売り切れ御免、喜撰のカツサンド(写真:筆者撮影)
  • 谷口 素子 取材ライター・コラムニスト
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旅には朝ごはん、そして小腹を満たすちょっとした甘いものも必要である。杉本鰹節商店の隣にあるパン屋「菊香堂(キッコウドウ)」は、1936年(昭和11年)に創業。メロンパン、クリームパン、焼きそばパンと、誰でも知っているおなじみのパンが揃っている。

おなじみのカレーパン、メロンパン、クリームパン。定番の菓子パンは、懐かしくて美味しい(写真:筆者撮影)

イチオシは、自家製のカレーをたっぷりパンの生地で包み、カラッと揚げたカレーパン。カレーは玉ねぎ、じゃがいも、にんじんの具材が入っていて、味は甘め。店舗の奥が工場になっていて、焼きたて、揚げたて、作りたてが店頭に並ぶ。

常連だった母は、ドーナツをよく買っていた。ドーナツは、生地を細長く伸ばし、くるっと丸めて成形するタイプだ。母はドーナツが揚げあがる時間に来店し、そのまま近所の喫茶店で仲間とともに食べていた。

店頭に並んでいないときは、店のスタッフに聞いてみよう。揚げたてを出してくれるかも…(写真:筆者撮影)

筆者も久しぶりに買いに行ってみたところ、なんとドーナツが1個50円だった。驚くべきコスパ。小腹を満たすのにちょうどいいサイズだ。

商店での買い物は、現金オンリーの店が多いので要注意

これまで紹介したほかにも、熱海には2代目、3代目と続く魅力的な商店が点在している。味も品質も信頼できる店がほとんどだ。ただひとつだけ注意したいのは、現金しか使えない店が多いこと。キャッシュレス全盛の時代だが、熱海を歩く際は、現金を多めに持っておこう。

【続きを読む→→→】後編:「元遊郭が肉豆腐屋に変身」「徳川家康と岩崎弥太郎の力も頂戴」…一度は廃れた街を復活させた熱海の"ちゃっかり力"

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