旅には朝ごはん、そして小腹を満たすちょっとした甘いものも必要である。杉本鰹節商店の隣にあるパン屋「菊香堂(キッコウドウ)」は、1936年(昭和11年)に創業。メロンパン、クリームパン、焼きそばパンと、誰でも知っているおなじみのパンが揃っている。
イチオシは、自家製のカレーをたっぷりパンの生地で包み、カラッと揚げたカレーパン。カレーは玉ねぎ、じゃがいも、にんじんの具材が入っていて、味は甘め。店舗の奥が工場になっていて、焼きたて、揚げたて、作りたてが店頭に並ぶ。
常連だった母は、ドーナツをよく買っていた。ドーナツは、生地を細長く伸ばし、くるっと丸めて成形するタイプだ。母はドーナツが揚げあがる時間に来店し、そのまま近所の喫茶店で仲間とともに食べていた。
筆者も久しぶりに買いに行ってみたところ、なんとドーナツが1個50円だった。驚くべきコスパ。小腹を満たすのにちょうどいいサイズだ。
商店での買い物は、現金オンリーの店が多いので要注意
これまで紹介したほかにも、熱海には2代目、3代目と続く魅力的な商店が点在している。味も品質も信頼できる店がほとんどだ。ただひとつだけ注意したいのは、現金しか使えない店が多いこと。キャッシュレス全盛の時代だが、熱海を歩く際は、現金を多めに持っておこう。
