シネコンとはまったく異なる、文化の香りに満たされた品のある空間は、感度の高い若い世代を引きつける場所にもなっている。
琉球王朝時代から続く伝統工芸が集まる
桜坂劇場から平和通りに出て、ひめゆり通り方面に少し歩くと、左側にやちむんの工房や販売店が集まる壺屋やちむん通りがある。
340年ほど前の琉球王朝時代、上質な土と水があり、港に近いこの場所にやちむん職人を集めて陶器を作らせた政治的な歴史があり、現在も20を超える壺屋焼工房と、26ほどの販売店が並ぶ。
左右に緩やかに曲がる石畳の小道には、さまざまな壺屋焼の陶器やシーサーが飾られる小洒落た工房やショップが多く、伝統工芸の通りならではの独特な趣がある。
やちむんに興味がある人が訪れるこの通りは、国際通りのすぐそばだが、その喧騒から遠く離れた、まるで異国のような心落ち着く静かな場所になる。
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【人生そのものを豊かに】
