東洋経済オンラインとは
ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「実家に帰省して驚愕」片付けが苦手な人の家に必ずある「収納ケース」という罠…プロが指南《"動かない"最強の片付け術》

9分で読める
ゴミ屋敷
片付けられない人の部屋でよく見かける「収納ケース」。ここに罠があります(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
2/5 PAGES
3/5 PAGES

処分場の問題もある。最終処分場(埋立地)の残余容量が全国的に少なくなっており、新たな用地の確保や維持に多額のコストがかかるようになっている。さらに、老朽化した焼却施設の維持管理費用も、処理料金に反映されてきている。

「焼却場がメンテナンスに入ると、別の施設へゴミを持ち込まなければなりません。本来なら5km先で済むところが、20km先まで走ることになる。高速代もかかるし、移動で時間を取られれば1日にこなせる件数も減る。1日5件回れていたのが4件になれば、その差はそのまま経営を圧迫します。こうしたコストが積み重なれば、最終的には依頼主の負担になってしまいます」

今回片付けをする文化住宅の2軒目の部屋(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

「貿易」をしないとやっていけない

依頼主の負担を抑えるために、イーブイが取り組んでいるのが「貿易」だ。

回収したモノを、海外を中心に売りに出すことで、ゴミとして処分する量を減らし、パッカー車の台数を抑える。パッカー車を2台から1台に減らせれば、それだけ処理費用が下がるのだ。

放置された大量のモノの中から、貿易に回せるもの、資源として引き渡すものに仕分けしていく(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

たとえば衣類は、年月が経っていても新品であれば「貿易」に回せる。一方の古着は資源として業者に引き渡すが、買い取り単価は1円/kgほどにしかならない。100 kg渡しても100円、1トン渡してようやく1000円だ。

手間と重さを考えると、資源の売却で利益を出すことはほぼ不可能で、あくまでパッカー車の台数を減らすための手段にしかならない。

ここに仮置きしているモノは、すべてゴミとして出すものだ(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

次ページが続きます:
【着物はなかなか値がつかない】

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象