東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

子どもの進路選択には「第3の大人」が必要だ【後編】――クラーク記念国際高校の生徒たちに「ミライの選択」が起こした一大変化

6分で読める
高校生の“一大事”である進路選択に変化が起きようとしている(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 山本 尚毅 日本総合研究所創発戦略センター所属
  • 山口 大輔 河合塾学校教育サポート本部学校事業推進部部長
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

「生徒本人の口から改まって進路意思を聞く機会がどうしても作りづらいご家庭もあり、この表が親子の相互理解のツールとしても非常に有効に機能していると感じます」(立命館慶祥教員の有原真理子氏)。

忖度しない力は一生モノ

クラーク国際の取り組みは、対話と修正を繰り返すことで、生徒が本来持っていた「決める力」を見事に引き出した好例だろう。一方、立命館慶祥の取り組みは、進路選択を舞台に、生徒に「自分の迷いを他者と共有する勇気」を授けている。それは、進路選択を超えて、生涯にわたって続く人生の様々な選択で大いに役立つだろう。

1枚の表と第3の大人との対話を経て、大人の期待に忖度しない「自分なりの判断基準」を手に入れた生徒たちは、もはや他人の意見や将来への不安に流されることはない。次回は、この「決める力」が単なる進路指導の枠を飛び越え、生徒たちの社会的なアクションへと発展した驚くべき取り組みを紹介する。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象