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桜島に行くようになったのは大人になってから
「鹿児島」と聞いて、思い浮かべる観光地はどこだろうか。桜島、西郷隆盛銅像、仙巌園、霧島温泉郷、砂蒸し風呂、開聞岳、雄川の滝、佐多岬──。自他共に認める観光県の鹿児島には、確かに名所がたくさんあるが、じつは地元民がめったに行かない場所もある。
筆者にとっては、その筆頭が「桜島」だった。実家のある町から見えるせいか、子どものころに桜島に連れていってもらった記憶はない。親にも聞いたところ、「確かに連れていったことはないかも」とのこと。
しかし、現地に行かずとも存在感たっぷりなのが桜島である。しょっちゅう噴火して、灰を降らすからだ。
鹿児島の街を歩いていると、ふと硫黄のような独特の匂いがする瞬間があるかもしれない。それは桜島の降灰に含まれる火山ガスの匂いで、降灰の合図だ。マスクやメガネ、傘で防御するか、屋内に入ることをおすすめする。
「ドカ灰(どかばい)」と呼ばれる大量の降灰があると、昼間でもあたりはみるみるうちに暗くなり、まるで夜のようになる。
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【鹿児島人が桜島の噴火よりも気になるもの】
