ここで絶対に避けたいのは、詰問することです。
「なんで昨日やったのにできないの?」
「さっきわかったって言ったじゃない」
こうした言葉は、子どもの思考をフリーズさせ、「怒られないために勉強しているふりをする」という最悪の習慣を作り出します。
学びが「先」、勉強は「後」から自然についてくる
面白いことに、「学び」の喜びを知った子どもは、放っておいても「勉強時間」が増えていきます。「理解できるのが楽しい」「知らなかったことがつながるのが快感だ」という内発的な動機付けが起きるからです。
逆に、無理やり勉強時間を増やし、スケジュールをガチガチに管理しても、中身が伴わない「空回りの勉強」を増やすだけです。
(×)勉強量を増やせば、学びが深まる
(○)学びが深まれば、勉強がしたくなる
この順番を間違えないようにしてくださいね。
親がチェックすべき視点は、たった1つです。
「この子は今日、昨日より何か1つでも、自分の言葉で説明できるようになっただろうか?」
ノートの埋まり具合や、時計の針が進んだ距離に目を奪われないでください。子どもの瞳がキラリと光り、「あ、そういうことか!」と言ったとき、あるいは苦労して説明し終えた後の誇らしげな顔。それこそ、真の学力が身に付いた瞬間なのです。
焦る気持ちはわかりますが、まずは「見える姿」への執着を手放してみましょう。親が「結果」ではなく「プロセス(思考の跡)」に光を当てるようになったとき、子どもは初めて、「作業としての勉強」から「自分を成長させる学び」へとシフトしていくことができるのです。
