東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

《机に向かうのに伸びない子》「親が安心する勉強」と「成績が伸びる学び」は別物、頑張りを成果に変える"たった1つの視点"

6分で読める
「勉強」と「学び」の本質的な違いとは?(写真:EKAKI / PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

ここで絶対に避けたいのは、詰問することです。

「なんで昨日やったのにできないの?」

「さっきわかったって言ったじゃない」

こうした言葉は、子どもの思考をフリーズさせ、「怒られないために勉強しているふりをする」という最悪の習慣を作り出します。

学びが「先」、勉強は「後」から自然についてくる

面白いことに、「学び」の喜びを知った子どもは、放っておいても「勉強時間」が増えていきます。「理解できるのが楽しい」「知らなかったことがつながるのが快感だ」という内発的な動機付けが起きるからです。

逆に、無理やり勉強時間を増やし、スケジュールをガチガチに管理しても、中身が伴わない「空回りの勉強」を増やすだけです。

(×)勉強量を増やせば、学びが深まる

(○)学びが深まれば、勉強がしたくなる

この順番を間違えないようにしてくださいね。

親がチェックすべき視点は、たった1つです。

「この子は今日、昨日より何か1つでも、自分の言葉で説明できるようになっただろうか?」

ノートの埋まり具合や、時計の針が進んだ距離に目を奪われないでください。子どもの瞳がキラリと光り、「あ、そういうことか!」と言ったとき、あるいは苦労して説明し終えた後の誇らしげな顔。それこそ、真の学力が身に付いた瞬間なのです。

焦る気持ちはわかりますが、まずは「見える姿」への執着を手放してみましょう。親が「結果」ではなく「プロセス(思考の跡)」に光を当てるようになったとき、子どもは初めて、「作業としての勉強」から「自分を成長させる学び」へとシフトしていくことができるのです。

この連載の記事一覧はこちら

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象