東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

新型「リーフ」が新たな「EVのベンチマーク」となりうる可能性。補助金で実質250万円~となる価格も追い風になるか?

8分で読める
再び前衛的なデザインとなった3代目「リーフ」に試乗した
再び前衛的なデザインとなった3代目「リーフ」に試乗した(筆者撮影)
  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
2/4 PAGES

スタイリングもアリアに似ている。ハッチバックからクロスオーバーに転換したとのことだが、SUVにありがちなゴツゴツ感とは無縁で、ルーフラインがきれいなアーチを描く、シンプルかつモダンなクーペSUVのフォルムが清涼感をもたらしてくれる。

それとともに、前衛をアピールしていた初代から、2代目では普遍的になっていたデザインイメージが、再び前衛に戻ってきたと感じた。

日本刀にインスピレーションを得たディテールも

初代リーフは、グリルレスのフロントマスク、空力を考えて上まで回り込んだヘッドランプやリアゲートより出っ張った縦長のコンビランプなど、EVらしさを前面に押し出した造形だった。

しかし、思うような人気につながらなかったことから、先代ではキャビンまわりはそのままに、前後をオーセンティックに仕立て直した。

初代が登場した頃は、まだEVが少数派だったこともあり、異質感を抱いた人がいたのかもしれない。でも、今はテスラやヒョンデ、BYDなど、“EVらしさ”を前面に押し出した車種が増えた。

クーペSUVのようななだらかなルーフラインが特徴的(筆者撮影)

もちろん欧州勢のように、エンジン車で築いたブランドイメージを継承する手法もあるが、リーフはEVのパイオニアと呼べる存在だ。だから、攻めの姿勢をデザインでアピールしてきたことは納得できる。

それでいてアリアや「フェアレディZ」と同様、ピラーからリアハッチにかけて緩やかなアーチを描くウィンドウラインのアクセントは、日本刀からインスピレーションを得たものとするなど、日本的なエッセンスも盛り込んでいる。

グリルレスになったフロントは、6つの菱形で構成されたシグネチャーランプによって、最新のVモーションを表現したという。

「セレナ」や新しくなった「サクラ」にも通ずるデザイン(筆者撮影)

ヘッドランプがその上にあり、Gグレードでは左右のヘッドランプを一文字のライトバーでつなぐので「Vっぽくない」と感じるが、アリアに続いてサクラも同様の顔つきになったので、日産のEVはこのマスクで行くということなのだろう。

次ページが続きます:
【「Ⅱ三パターン」のテールライトやホイール】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象