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中国自動車大手が突然の「ハイブリッド車」開発攻勢、吉利・長安・広州・奇瑞などがエンジン車の燃費規制に対応

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吉利汽車が発表したHV新モデル「星越L」。充電なしで長時間走行可能な点が売りだ(同社ウェブサイトより)
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中国メーカーはPHVでの技術蓄積でこの問題を解決しようとしている。トヨタのプリウスに代表される「スプリット方式」ではパワーの必要な発進時や低速時はモーターのみ、高速走行時などにエンジンとモーターを併用する形で、その切り替えが燃費と走行性能を両立するカギだった。

長安汽車が藍鯨ブランドで展開するHVシステムの駆動イメージ。PHVで培った技術をベースにしている(同社ウェブサイトより)

これに対し、中国で生産されているHVシステムは一般的に2つのモーターを搭載、1つはエンジン側に置かれ始動、停止、発電、低速補助の機能を担い、もう1つは変速器の出力側で電動走行あるいはエンジンとの協調駆動を担っていると、吉利汽車傘下で動力システムの開発を手掛ける「極光湾科技」で総工程師(チーフエンジニアに相当)を務める呉健氏は説明する。

PHVで蓄積したモーター技術生かす

4月13日には、吉利汽車で主席科学家(チーフサイエンティスト)を務める任向飛氏が、このHVシステムは元々PHVに用いられてきたものであり、同社はこれをベースとして新たに開発したと説明した。

ドイツのボッシュとの合弁会社である聯合汽車電子(UAES)の電動駆動事業部製品管理部責任者の奚浩兵氏は、中国の大手自動車企業の多くが、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の両方で共用可能なプラットフォームを採用する開発戦略をとっていると指摘する。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

外部環境の変化も各社のHVの開発を促している。中東における軍事衝突の影響は世界に波及し、大部分の国・地域で燃料価格が高騰。北京を例にとれば、「92号」規格と呼ばれる一般的なレギュラーガソリンの価格が26年初の1リットル6.7元(約156円)から、足元では8.9元(約208円)まで上昇している。

市場調査機関が発表した自賠責保険データによると、26年の1~3月期に中国で販売されたHVは前年同期比2.7%増の21万9000台だった。規模自体は大きくはないが、市場全体がマイナスとなる中、唯一プラス成長を実現したカテゴリーとなった。

(財新記者:安麗敏)
中国語原文の配信は4月14日

※本記事は原文を要約し、日本の読者向けに適宜補足したものです。

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