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ビジネス #すごい中堅企業100 2026年版

北海道でセブンを上回るコンビニ1100店の「セコマ」/プライベートブランド・店内調理・自社物流で独自路線

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セイコーマート店舗外観
昨年11月に開業したセイコーマート山鼻19条店。駐車場が広い(撮影:尾形文繁)

INDEX

「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。

セコマ|未上場(北海道札幌市)

[設 立]1974年
[代表者]赤尾洋昭
[売上高]112億円(2024年12月期、単体)
[従業員]128人

家具のニトリ、ドラッグストアのツルハ、ホームセンターのホーマック(現DCM)。小売業界のトップ企業を次々と生み出した北海道で異彩を放つのが、非上場の中堅コンビニ企業、セコマだ。道内の店舗数は、国内最大手セブン‐イレブンを100店以上、上回る1097店(3月末時点)。茨城に92店、埼玉に9店と、関東でも一定の存在感を示す。

コンビニ業界では寡占化が進み、ドラッグストアなど異業種との競争も激化する中、1971年創業のローカルチェーンが、半世紀を超えてなお支持され続けるのはなぜか。創業者である故・赤尾昭彦氏の長男で、2020年から社長を務める赤尾洋昭氏は、「大手と同じことをしていたら勝てないと考え、あらゆる分野について自前で組み立ててきた」と話す。

オリジナル品は900種

フェニックス(不死鳥)をあしらったオレンジ色の看板が目印の「セイコーマート」に一歩足を踏み入れると、オリジナル商品(PB)の多さに圧倒される。ワイン、牛乳、ソフトクリーム、カップ麺、ミニトマト、卵、バナナ……。95年から展開するPBは約900種類に上り、たばこを除く売上高の半分ほどを占める。

ワイン売り場の一部。多様な品種を取りそろえ、冷蔵コーナーも充実している(撮影:尾形文繁)

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