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「丁寧にフィードバックしているつもりなのに、相手に言葉が届かない」「何度伝えても、相手が一向に変わらない」――どうすれば自分の言葉が相手に届き、よりよい仕事につながるのか。
漫画『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を手がけた編集者・佐渡島庸平氏は、数々の漫画家に向き合ってきた経験から、「フィードバックではアドバイスではなく、感想を伝えることが大切」と説きます。
本稿では、佐渡島氏の著書『
想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』から、3回にわたり、成果につながるフィードバックのあり方をひも解きます。
僕が伝え方を研究するワケ
伝え方について本格的に向き合うようになったのは、自分の会社「コルク」を立ち上げてからかもしれない。編集者としてある程度の経験は積んできたつもりだったが、会社を経営するというのは、まったく別の次元の営みだった。
経営とは、人とともに働くこと。そして、自分の考えを人に伝え、その考えに基づいて行動してもらうことだ。
けれど、それは想像以上に難しかった。思い通りに動いてくれない社員に対して、「なぜできないんだろう」と感じることもあった。方針は共有しているつもりだったし、意図も言葉にして説明していた。それでも、どこかにズレが生まれ、噛み合わない。
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