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転職・離脱はもはやリスクではない 「辞めても声がかかる時代」に知っておくべき"辞めどき"から考えるキャリア戦略

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階段を上るビジネスパーソンの男性
キャリア形成において、会社からの「離脱」や「出戻り」をどう考えるべき?(写真:metamorworks/PIXTA)

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終身雇用・年功序列が当たり前だった頃、中途退職は「裏切り」とみなされていた。しかし現在は、転職活動が一般化したうえ、アルムナイ採用も珍しくなくなってきている。だからこそ、キャリアのためにいつ「離脱」するかがカギとなる。
経営・組織マネジメントを熟知した斉藤裕亮氏の著書『5ルート 努力が報われるキャリア戦略』から一部を抜粋・再編集。これからの労働市場を分析しつつ、自らのキャリア戦略を考えていく。

「離脱」リスクが低下

私が新卒で入った会社は、転職支援を行う会社でした。25年前の話です。

当時すでに転職は一般化しつつありましたが、それでも抵抗感のある人のほうが多かった。それより前の世代では、「会社に入ったら定年まで勤め上げるべき」といった価値観が主流でしたし、「転職なんてよほどの事情がある場合にするもの」とみなされていました。

バブルが崩壊する前、毎日のようにテレビで「人手不足」と叫ばれていた時代があり、それが一転して「人余り」となり、リストラの波が押し寄せ、成果主義が浸透、「転職もありか」という空気にようやく変わり始めたころだったように思います。

このころは、ちょうど紙の転職情報誌が姿を消す前、転職情報サイトが出始めた時期でもあります。社会がようやく転職や中途採用に慣れ始めたタイミングでした。

でもその時代でさえ、35歳が転職の限界と言われていましたし、2回も3回も転職するようだと「この人は続かない」と見られがちでした。当時はまだ、働き手に対して、雇用主が優位にありました。

ところがいまは真逆です。

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【転職における現状】

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