無謀に飛び出す必要はありませんが、「いまのままでは視野が狭まる」「もっと経験を得たい」という気持ちがあるなら、一度外に出るほうが早く成長できる場合もあります。また、予期せぬ出会いや意外な環境変化を前向きに受け入れる柔軟さも必要です。
計画的でありながらも、偶然を前向きに受け入れるという生き方です。
離脱は人生のリスクではない
離脱は、いまや人生のリスクではなくなりつつあります。外に出ることで視野が広がり、戻ることでその経験を組織に還元できる。ここぞというタイミングでこうした選択をすることで、キャリアはぐっと厚みを増します。
人口増加に転ずる可能性がほとんどない日本では、この流れは変わりません。だからこそいまの世代は、過去の世代よりもずっと自由にキャリアを組み立てることができます。
もちろん、将来的に「出戻り」を視野に入れるなら、去り際と離脱中の振る舞いには工夫が必要です。
「裏切り者」というレッテルを貼られないために、まずは在籍中に「また一緒に働きたい」と思われる信頼の“残高”を高めておくこと。外に出たあとも、ゆるやかな情報交換を続ける。そうした丁寧なコミュニケーションが、戻る際に効いてくるのです。

