失敗の可能性があっても挑戦すべき理由
筆者は、若手社員が成長するためには、失敗を恐れずにチャレンジし、経験を積んでいくことが必要だと考えている。筆者にかぎらず、社会人経験のある方々なら同じ意見を持っていることだろう。
しかし、まだ社会人経験がない人だと、「失敗を怖がらずにチャレンジすべきだ」と言われたところでいきなり「よし、チャレンジしよう!」とはならないのもよくわかる。
あなたが新社会人ならば、失敗する可能性があるチャレンジを、なぜわざわざしなくてはいけないか、きっとピンと来ていないと思う。
なぜ、失敗する可能性のあるチャレンジをする必要があるのか。
それは、“なりたい自分”になるために必要なプロセスだから、だ。
“なりたい自分”というのは、将来のビジョン。もう少し身近な言葉で言い換えると、「目標」だ。
筆者は大学院を出てから就職したため、新卒として入社したとき、同期よりも3歳年上だった。
だから、3つ下の同期と同じように仕事をするのではなく、すでに3年社会人として働いている、自分と同じ年である先輩社員がどんな働き方をしているかを常に意識し、仕事をしていた。早く同じ年齢の人に追い付きたかったからだ。
そんな新卒当時のことで、印象に残っているエピソードがある。
筆者の直属の上司は、30代の新人マネージャーだった。筆者は初めて彼が持つチームのメンバーであり、「仕事を教えてください!」とついて歩いていたことで、筆者も可愛がられ、よく新橋のガード下に飲みに連れて行ってもらった。
そのとき上司は、自分がどんなチームを作って会社に貢献したいのか、自分は将来どんなふうになりたいか、”ビジョン”を語ってくれた。
楽しそうに語る上司の姿を見た筆者も、次第に、これからどんな自分になりたいかを考えるようになった。これが”ビジョン“を持つことの意義を最初に知った経験だったように思う。
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【日本M&Aセンターで出会った「3KM」】

