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北海道発「宮殿のような」「客が4時間滞在する書店」の勝算《完全自社運営》の"巨大複合型"で年商158億円企業に成長

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コーチャンフォーの象徴的な外観(写真:筆者撮影)
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店内はワンフロアで、売り場面積は約6600m²。半分を占める書籍コーナーを中心に、文具、音楽・映像、カフェのドトールがある。さらに、北海道の食材が並ぶマルシェや駄菓子屋、カプセルトイショップなどで構成され、本や文具、食、娯楽までが、ひと続きの空間に詰まっている。

書籍エリアの棚の光景(写真:筆者撮影)

土地・建物はリラィアブルのものであり、しかも売り場はテナントではなく、自社運営だ。

宮殿のような建物も、コーチャンフォーの象徴だ。北海道では建物を見れば「コーチャンフォー」とわかる人が多いというが、道外出店時の関東では当然そうではなかった。若葉台店の統括マネージャーで、14年の立ち上げから関わる千葉國政さんは、当時をこう振り返る。

「北海道ではコーチャンフォーの名前や存在が浸透し、建物を見れば『あ、コーチャンフォーだ』とわかっていただけます。でもさすがに関東1号店ではオープン当時の認知度は低く、スロースタートとなりました。事業計画をたて、売り場を整えるところから始め、徐々に認知を広げていきました」

道外初進出ということで、関東仕様に変えたのではと考えたが、そうではなかった。「北海道のモデルをしっかり受け継ぎながら」始動したという。つまり北海道で育まれた手法をそのまま持ち込んだということだ。

親子3世代に喜ばれる「複合店」の強み

店内を歩いていると、子どもから年配の人まで、幅広い世代の姿が見られた。本を探したり雑貨を見たり、マルシェで買い物をしたり、カフェでお茶をしたり、それぞれ楽しく過ごしている。

このようなコーチャンフォーの様子を、千葉さんは「親子3世代に喜ばれる店舗づくり」という言葉で説明する。

「本もそうですし、文具といいながら雑貨も広く扱っています。CDやDVD、食品やカフェ、若葉台店では娯楽的なところでカプセルトイや駄菓子屋もあります。親子3世代、幅広い年齢の方に喜んでいただけるような売り場構成になっています」。

この幅広い業態展開を可能にしているのが、売り場面積6600m²という「圧倒的スケール」と「完全自社運営」の組み合わせである。書店で文具や雑貨を売る店はたくさんあるが、コーチャンフォーは、巨大なワンフロアの空間に売り場を分けて複数の業態が集まっている。テナントではなくすべて自社で運営することで、世代が違ってもそれぞれ満足できる空間を作り上げた。

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【駐車場は「買い物をすれば4時間まで無料」】

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