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東京・稲城にそびえる《宮殿のような書店》の正体 本、文具、映像音楽、カフェ、物産展まで…3時間で回りきれないその全貌

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コーチャンフォー若葉台店
アーチ状のパーツは宮殿を彷彿とさせる(写真:筆者撮影)
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店名の「コーチャンフォー(Coach & Four)」は、“4頭立ての馬車”を意味する。書籍、文具、音楽・映像、カフェという4つの事業を軸とした発想が、店名にも込められている。その4本柱を携え、店舗を増やしていった。

馬車が描かれている(写真:筆者撮影)

2001年に釧路店、2004年に札幌ミュンヘン大橋店、2007年には売場面積最大規模の札幌新川通り店と、北海道内で店舗を重ねていく。2010年に旭川店、2011年に北見店を開業し、2014年にはついに道外初進出となる若葉台店が誕生した。さらに2022年には茨城県につくば店もオープンしている。

広さは北海道という土地柄なのかと想像したが、違った。

「創業者の言葉を借りると、お客様のニーズに応えようとし続けた結果、これだけの大きさになったということです」

その結果、どの店舗も売場面積は広く、取り扱い数も多くなった。最も広い新川通り店は約8600㎡、若葉台店とつくば店はともに約6600㎡。若葉台店はテニスコート約25面分に相当し、店内を歩いて感じた広さが腑に落ちる。しかも店舗は自社物件で、カフェやトイショップも物産展も、すべて自社で運営している。建物や売り場にある独特の空気感は、つくりあげてきたコーチャンフォーブランドそのものなのだ。

上質な空間と“本の顔”をしっかり見せるこだわり

そんなコーチャンフォーブランドを象徴するのが、どの店舗にも共通している宮殿のような外観だ。ドーム型の外壁装飾は目を引き、入り口や化粧室にもお城のような意匠が貫かれている。まるで文化施設のような上質な雰囲気が漂う。

「建物はヨーロッパのお城のようなイメージだと聞いています。内装は、本棚の什器もカウンターも白を基調とし、特にホテルのカウンターをモデルにしていたようです」

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【「子どもの頃から本に触れてほしい」】

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