初日に3480万円のプライスとともに置かれていたアストンマーティン「ラゴンダ」シリーズ4は、翌日には「売約済」となっていた。このクルマも魅力的だった。
ウェッジシェイプのラゴンダ(76~90年)は、ウィリアム・タウンズのデザインで76年に登場した全長5.3mの4ドアセダン。
タウンズは、オーソドクス(だけど魅力的)なデザインのスポーツカー「DBS」も手がけたが、そののち独自のデザインセオリーを展開。はたしてラゴンダは、超がつくほど直線的なラインで構成されたデザインとなった。
当時には「オリガミ(フォルデッドペーパー)デザイン」とも呼ばれた。
日本にもこんなきれいな個体があったのかと、私は会場で感心。こういうクルマにノスタルジアを刺激されるのだ。
オートモビルカウンシル開催の意図
オートモビルカウンシル共同代表の関雅文氏がかつて「買おうと思えば買えちゃう自動車博物館」と、「カーセンサー」のオンラインインタビューで語っていたのが印象的だった。
「出展者(車)で気にかけているのは、やはり質です」
そう語るのは、やはりオートモビルカウンシル共同代表であり、株式会社カーグラフィック代表の加藤哲也氏。
「クルマのショーですが、ヒストリックカーを販売する場でもあります。クルマの販売業者はとかく色眼鏡で見られることもありますが、(消費者との間の)垣根を低くしたいという思いも強く、だからこそプライスをASKではなく、ちゃんと掲げて欲しい旨を出展者に伝えています」
加藤氏の言葉にある「ASK」とは、販売店のオンラインサイトで見かけるもの。日本語にすると「応談」となるだろうか。
それがクルマを買うときの心理的抵抗感に結びつくことへの懸念を払拭して、いいクルマが欲しい買い主のもとへ渡るための橋渡しになることを目指したという。
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【CG(カーグラフィック)の看板を背負ってる重み】
