苦境の背後には、成長市場と位置づけてきたアメリカの攻略に想定外の時間がかかっているという課題がある。
ダイキンの開示によれば、アメリカを含む米州事業全体の売上高はこの5年間で拡大したものの、23年度以降は住宅用で前年割れの状態が続いている。要因について関係者は「北米の6事業について個別に経営しており、事務部門の共通化などのコストメリットをほとんど享受できていない」と指摘する。
この点、エリオットは24年にアメリカの空調大手であるジョンソン・コントロールズに投資している。伸び悩む株価や業績に加えて、空調業界への投資経験があったことから、ダイキンに関心を寄せたようだ。
