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「とりあえず早く出して」は大きな間違い。優秀な人が実践する、一発で議論が進む「良いたたき台」4つの必須条件

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良いたたき台には、4つの条件があります(写真:kouta/PIXTA)

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日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な職場でキャリアを築いてきた萩原雅裕氏は「どんな環境でも、優秀な人ほど『叩かれるたたき台を作っている』」という真理を確信しました。新刊『たたき台の教科書』では誰でも再現できる超実践的なたたき台作りの技術を惜しげもなく公開し、その普及に努めています。
今回は、「仕事ができる人のたたき台を構成するもの」をテーマに、「たたき台」を活用した仕事の考え方を解説します。

たたき台の完成度に正解はある?

「とりあえずたたき台を作って」と言われたとき、何をどこまで作れば十分なのでしょうか。

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「粗くていいから早く出す」「細部は詰めなくていい」——たたき台に関するこうしたアドバイスは耳にするものの、具体的にどういう状態を目指せばよいのかはなかなかわかりません。早く出しさえすれば良いたたき台になるわけでもなく、ペライチにまとめさえすれば良いたたき台と認識されるわけでもありません。

良いたたき台には、明確な条件があります。それは4つです。

条件1:ゴール(期待する成果)が明確になっている

良いたたき台の出発点は、「この検討によって何を達成したいのか」が明確になっていることです。

いつまでに、誰が、どのような状態になっていることを目指すのか——これが定まっていないと、どんなに情報を集めて分析しても、的外れな提案になってしまいます。

ゴールの確認は、依頼を受けた段階でおこなっておく必要があります。「最終的にどのような状態になっていることを期待されていますか?」「この検討の結果として、何が決まれば成功ですか?」——こうした質問でゴールを明確にしておくことが、良いたたき台の第一歩です。

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【中堅も知っておきたい「良いたたき台」の条件】

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