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Netflix「九条の大罪」で"タトゥーびっしり"の準主役に目を奪われるワケ 名バイプレイヤー《町田啓太》の凄さとは

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『九条の大罪』
柳楽優弥が悪徳弁護士と呼ばれる九条間人を好演する(写真:Netflix)
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Netflixで日本発の作品として世界で一番観られた『今際の国のアリス』では、山崎賢人演じるアリスの親友役で登場し、チャラい見た目とはギャップのある男らしい決断のシーンで魅せました。

北村匠海主演の『幽☆遊☆白書』では、青年の姿でコエンマ役を演じています。特徴的な“おしゃぶり”を装着したままでも違和感を感じさせないのは、いい男の特権でしょうか。また、『10DANCE』では竹内涼真とダブル主演で熱演。竹内の役を引き立てるように対照的なダンサー役として気品さを纏い、2人の熱烈なキスシーンも頭に残ります。

そして、佐藤健が主演・プロデュースを手がける『グラスハート』では、劇中バンド「TENBLANK」の天才ギタリストを熱演。ライトノベル原作特有のエモい世界観を、そのまま体現するような立ち居振る舞いは、完璧すぎるほどでした。

こうして並べてみると、ビジュアルはそれぞれ違うのに、共通しているのは隠せない色気です。劇団EXILEのオーディションで約2000人の中から選ばれて以降、舞台やドラマで少しずつキャリアを積み上げてきました。

2020年の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』でブレイクし、現在は35歳。ここにきて一気に花開いた印象があります。『九条の大罪』の壬生にも、脂が乗っている町田がそのまま出ています。

昨年話題になった「グラスハート」では天才ギタリストの役を演じていた(写真:Netflix)

“グロさ”がやや物足りない印象を受けた

町田の新たな役どころが目を引く一方で、『九条の大罪』という作品全体を見ると、闇社会の描き方はやや抑えめで、ドラマとしての新鮮さという点では、保守的にも映ります。

真鍋昌平の原作ですから、違法薬物や介護施設での虐待など、社会の暗部に踏み込んだ題材が並びます。それゆえ、筆者としてはもう少しグロい映像表現を期待していました。

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【『九条の大罪』は“人間ドラマ”】

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