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「ヒグマの頭なでてこい」「低レベルな質問」朝日新聞記者がハンターに"クマとの共存"質問し中傷相次ぐ…世間の大きな誤解

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2026年3月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた池上さん (写真:弁護士ドットコムニュース撮影)
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弁護士ドットコムニュースの記者も当時、この会見場にいたが、ネット上で炎上状態になっていることは数日後に知った。

実際の会見は、以下のような流れで進んだ。

最初に、代理人の中村憲昭弁護士が最高裁で処分取り消しの判決が出たことを紹介。原告の池上さんが「メディアの人たちのおかげをいただき、感謝申し上げます。安心してハンターを頼れるような結論を出してもらった。非常にいい判決をもらった」などと簡単なあいさつをした。

それから質疑応答が始まり、まず3月の司法記者クラブの幹事社を務める毎日新聞の記者が「(裁判を通して)議論が深まったと思うが、その点について一言いただきたい」と質問した。

その後、各メディアが自由に質問する状況に移り、「判決の意義は?」「判決を受けてどのように活動していきたい?」「一緒に活動されてきたハンターのみなさんに伝えたいことは?」「どういった点がハンター目線の判決だった?」「判決に点数をつけるとしたら?」などといった質問が上がった。

会見開始から20分以上経過後に出た質問

そんな中、会見から20分以上が過ぎた時に、その後ネット上で炎上状態となる朝日新聞記者による質問が出た。

その際、確かに、池上さんは少し語気を強めた口調になったものの、全体としては、実際にクマと対峙してきた自身の経験から、クマによる人的被害が相次ぐ中で「クマとの共存」を重視する一部の世論に対して、クマの危険性をうったえる内容の話だった。

池上さんは同時に、「あなたがそう思ってるわけじゃないだろうけど、クマとの共存っていうことを言ってしまったら、被害にあったご家族の方々がどういう思いをするかってことを考えなきゃダメだと思う」とも話していた。

実際に、あの会見場にいた弁護士ドットコムニュースの記者の目にも、池上さんが質問者の朝日新聞記者に怒ったという風には映っていなかった。

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【池上さん「間違えて捉えられたら困る」】

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