16件のうち6件は、当座の問題は早期に解決へと向かったようだ。たとえば消毒液に関して、医療機関がメーカー側から供給継続時期を4月下旬と告げられていたところ、対策本部の働きかけにより、少なくとも6月末まで供給されることになった。
ナフサ不足による原材料の調達不安が生じる中、サプライチェーン上での情報伝達の過程で、「伝言ゲーム」のように情報のズレが生じていることが、同様のケースの背景にあるという。
「川上で顧客に『これから(供給する)数量を調整する可能性がある』と伝えた情報が、川中、川下へと行くにつれて、『必要量が来なくなるのではないか』、『来なくなる』と、意味合いにズレが生じていく」(経産省)
こうして発生した流通の“目詰まり”は、正確な供給状況を洗い出し、川上と川下の情報をすり合わせることでひとまずは解決をみた。
東南アジア工場で原材料調達にハードル
問題は「対応検討中」とされた10件だ。厚労省によれば、「透析回路や手術中に用いられる廃液容器、医療用手袋などに関する相談が含まれ、ほかにも支援したほうがいいものがある」。
