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京王電鉄「運賃の安さ」アピールした狙いは?JR東の3月値上げで新宿ー高尾間は310円もの差が

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京王電鉄の新型車両2000系(筆者撮影)
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もう少し突っ込んだ質問ということで、ライバルのJR中央線や小田急電鉄など同業者同士の連携、またそれらを結ぶ縦軸の路線バスなど、今後はどのように協力していこうと考えているのか。そのあたりも聞いてみたところ、「協働スタンプラリーやイベントなど、相互にお客さまを誘致する企画を実施していく」とのことだった。

沿線人口減少の課題・対策についても聞いてみたところ、具体的な取り組みの1つとして、京王トレインポイントの活用で顧客とのリレーションを強化しているとのことだった。1回目の乗車から運賃の5%分のトレインポイントを付与する仕組みとしているほか、沿線の施設やイベントとも連携して、現地へ電車に乗って移動すると、ポイントをさらに付与するなど、移動需要を創出する取り組みにも力を入れている。

小児向けの施策も

また小児については、1回目の乗車から運賃の50%分のトレインポイントを付与する仕組みとしており、子育て世代に寄り添ったサービスにしているほか、小児会員のポイント付与率を100%とするキャンペーンも定期的に実施し、「普段、車をご利用の方にも電車移動のきっかけを作り、移動需要を創出している」という。

今回JR東日本が値上げに踏み切った理由の1つに、インフラの維持がある。ワンマン運転やホームドアの設置には、就労人口の減少が大きく関わっているが、同じ悩みを持つ事業者として、京王電鉄はどう考えているのか。この点については、「優秀な人材の継続的な採用に向け、新たな方法を含めた人材確保に資する施策を打っていく」とのことで、具体的には、既存業務の内容を見直し、安全を最優先としつつ業務量の削減に取り組み、人にしかできないことは人で、それ以外はDX等を活用し、業務が遂行できる仕組みを構築していくとのことだった。

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