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京王電鉄「運賃の安さ」アピールした狙いは?JR東の3月値上げで新宿ー高尾間は310円もの差が

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京王電鉄の新型車両2000系(筆者撮影)
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その上で、優秀な人財の確保に向け、採用ホームページのリニューアルやユーチューブの動画を活用した採用プロモーションを行い、新卒採用に限らず、年間を通じた社会人採用も継続的に実施するそうだ。

特に技術系の掛員については、国籍を問わず優秀な人材を確保するために「特定技能制度」を活用した外国人採用の取り組みも進めている。これらの取り組みを継続することで、安全・安定性の維持・向上に努めているという。

新型「2000系」の魅力は?

沿線の状況も着々と変化していくなか、新型通勤車両2000系の魅力や特徴についても聞いてみた。第1編成が1月31日から営業運転を開始し、第2編成も3月15日から営業運転を開始した。

「子育て世代やシニア世代など、あらゆるお客様が安全・快適に鉄道を利用できるよう、5号車にひだまりスペース(大型フリースペース)を設置しています。車両の外観デザインは、円をモチーフにしたラウンド形とすることで、優しさを感じ安心できる車両を表現しました。また、内装も同様にラウンド形をモチーフとし、心安らぐナチュラルな空間を演出しています」

さらに京王ライナーで使用される5000系においても、「新たな価値創造と収益力の強化を進めている」とのことで、「味の素スタジアム」や「GIANTS TOWN」などの沿線スポーツ施設と連携し、サッカー、ラグビー、および野球などのスポーツチームとコラボした特別な列車を運行しているそうだ。そこでは、選手による車内アナウンスや、OB選手との交流会など、移動自体に価値を提供することで、エンターテインメントの側面からサービスを強化している。

厳しくなる時代だからこそ、人のつながりやゆとりをコンセプトとした車両が登場したのかもしれない。サービス提供の形は時代とともに変化しつつも「全ての世代の利用者を、置いてきぼりにしない」。新型車両の登場にも、そんな優しさが感じられた。

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