複数ブランドを展開している家電売場などで比べると、明らかに商品のデザインクオリティが高いことがわかります。これに機能性がついているから、高くてもリファ製品は売れるのです。
リファブランドにはこのようなヒット商品がいろいろと生まれています。ビューティーシャワーは累計出荷300万本、ヘアアイロンも300万本の出荷数、ヘアドライヤーは累計100万台を突破しています(いずれも同社調べ)。
筆者も使っているヘアドライヤーは1台数万円~という高価格帯商品にもかかわらず圧倒的な認知度とブランド価値を持ち始めています。「リファの美容家電は高いけど今までの商品とはまったく違う」という価値観を消費者に与えたブランド戦略が大きかったと思います。
美容ローラーで人気を集めた新興ブランドのリファが、今ではヘアドライヤーなどのヘアケア用品、シャンプー、フレグランス、タオルなど、商品展開を広げ、美容家電・雑貨のラグジュアリーブランドという地位を得るまでになりました。
それは次々と新商品を開発するファブレス企業の経営特性を、思い切り生かした結果と言えるのです。
「美容家電・雑貨」へ集中投資
リファの25年度の売り上げは全社売り上げの7割以上を占め、さらにリファのヘアケアアイテムの売上構成比は全社の51.7%と半分以上を占めています。
今やMTGはシックスパッドの健康機器メーカーではなく、ヘアケアブランド・リファで成り立つ美容機器メーカーなのです。

同社ではヘアケアブランドのトップブランドの地位を築くために、あらゆるチャネルを使ったフルライン型のチャネル戦略をとっています。
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【多くのリアルなタッチポイントを自社で持っている】
