東洋経済オンラインとは
ライフ

「延命処置or緩和ケアor何もしない」 大切な人の最期を穏やかに見送るために…必要な《心構えと処置法》 

7分で読める
シニア男性を見守る女性
大切な人の最期の時に、家族が「しないほうがいいこと」とは? 在宅医療専門医が解説します(写真:mits/PIXTA)
  • 安井 佑 医療法人社団 焔 理事長
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

もう治らないのであれば、苦痛に耐える必要はありません。

苦しみをやわらげるための処置は、ぜひしてあげてください。

やらないほうがいいことは「過度の栄養補給、点滴」

一方で、ご家族がやらないほうがいいこともあります。

それが、点滴などで過度の水分や栄養を入れることです。

植物と同じで、人間も適度に枯れていくほうが、静かに最後の過程が進みます。

数千人の患者さんの最期に寄り添ってきた在宅医として、これは自信を持って言えることです。

だから、口からとれる水分や食べ物が減ってきたときに点滴を行うとしても、少量(一日500ミリリットル以下)に留めておいてほしいのです。

大切な人の最期が近づくと、ご家族は「少しでも長く生きてほしい」「よくなってほしい」という想いから、つい点滴で水分や栄養分をたくさん補給してあげたくなるのですが、終末期を迎えた患者さんの身体には、それを受け入れる力がありません。

次ページが続きます:
【多くの家族が悩む「ある問題」とは】

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象