25年に実証実験を行った名古屋市立明治小学校では、「漢字を読むのが苦手な子どもが、物語を理解し協働学習できるようになった」「プリントが配布されると泣きながら丸めて捨てていた子が、課題に前向きに取り組むようになった」などの成果が見られたという。
想定以上に「支援を必要とする子」は多い?
また、端末貸与の形で導入した当初の利用率は35%、GIGA端末にもじソナを入れた場合の利用率は62%に上り、文科省が想定する読み書き困難の子どもの割合「6.5%」よりもはるかに多い子どもたちが支援を必要としていることがわかったという。
「特定の子しか使えない状況だと、本来支援が必要なのに拒否する子もいます。でも、周りが使っていると、『使ってみようかな』となるんですよね。明治小では、周囲からは支援が必要ないと思われる子が『私も実は読み書きが苦手だから使ってみたい』と利用した子も少なくありませんでした。支援を必要とする子が使えるようにするためには、全員が当たり前に使える環境にしなければいけません」(森分氏)
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【支援に対する「意識の差」】
