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クラウン エステート「隠れヒット車」といえるワケ。発売1年の販売データから見えたシリーズを支える功労者

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「クラウン」シリーズの最後発として登場した「クラウン エステート」
「クラウン」シリーズの最後発として登場した「クラウン エステート」トヨタ自動車
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システム最高出力225kW(306PS)を発揮するプラグインハイブリッドの発進や加速は、スムーズそのもの。

最初は「あれ? あまりパワーがないのか?」と思うが、勾配のきついワインディングでも、ストレスなくグイグイ駆け上がってゆく。スルスルと加速してゆき、「気づいたら驚くほど速度が高まっていた」というようなパワー感であった。

クラウンらしい安心感と安定感、快適感を実現しつつ、十分以上のパワーをプラスしたクルマであると言える。

クラウンの販売「ナンバー1」はエステートだった!

では、そんなクラウン エステートは、実際にどの程度に売れていたのだろうか。トヨタのデータを基に筆者がまとめた販売数は、以下のようになる。

25年3月の発売時の販売目標は、月販500台のPHEVを含んだ全体で月販1500台であった。つまり、PHEVの販売こそ目標に届かなかったものの、12カ月で2万470台という実績は、目標を大きく上回るものであったのだ。

また驚くのは、25年5~10月の6カ月間は、クラウン・シリーズの中で、クラウン エステートが最も多く売れていたことだ。ちなみに、シリーズの中でトップを争っていたのはクラウン スポーツであり、その差は年間でわずか1600台ほどしかない。

クラウン・シリーズ全体の同時期(25年3月~26年2月)の販売合計は5万4070台であり、その中でクラウン エステートとクラウン スポーツが、それぞれ2万台前後の販売を占めていたのだ。

左奥から「エステート」「セダン」「スポーツ」「クロスオーバー」からなる「クラウン」シリーズ(写真:トヨタ自動車)

あまり目立ってはいないけれど、直近のクラウン・シリーズの販売を陰で支えていたのがクラウン エステートであったと言える。

では、なぜそれほどクラウン エステートはヒットしたのであろうか。理由として一番に考えられるのが「ライバルの少なさ」だ。

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【Lサイズの高級SUVはライバルが少ない】

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