家老を辞すると娘たちに「あきらめよ」と宣言
NHKの連続テレビ小説「風、薫る」では、ヒロインの一ノ瀬りん(演:見上愛)の父・一ノ瀬信右衛門(演:北村一輝)が初回から、存在感を発揮した。
信右衛門は、栃木・那須地域にあった小藩の元家老でありながら、明治維新前には辞して、それ以後は農民として暮らしていた。
貧しいながらも懸命に農作業に打ち込むその姿に、前作の朝ドラ「ばけばけ」主人公である松野トキ(演:髙石あかり)の父で、元松江藩士の松野司之介(演:岡部たかし)と、つい比べてしまう視聴者もいたようだ。
「ばけばけ」での司之介は松江藩の上級武士だったが、明治になると没落。収入がなくなり、苦しい貧乏生活にあえぐが、なかなか真面目に働こうとしなかった。同じヒロインの父という立場でありながら、「風、薫る」の信右衛門はというと、農民としてまっすぐ生きるべく奮闘。娘のりんからも尊敬されていた。
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【一ノ瀬信右衛門のモデルも、一本筋が通った性格】
