3."習慣化できる設計"にする
例:「毎朝9時に1件は必ずアポイント電話をかける」
これらを習慣化できれば、計画は自然と「行動」に変わります。
スケジューリングの難しさは「現実の壁」にある
さて、ここまで読んで「よし、スケジュールに入れたぞ!」と思ったあなた。実は、ここからが本当の戦いです。
モチベーションを管理する場合でも同じことが言えるのですが、実行段階では必ず「想定外の邪魔(想定外のこと)」が入ります。スケジュールに入れたからといって、その通りに進むとは限らないのです。
その難しさを理解するために、ある企業の広報担当者が「SNS運用」を始めたときの話をしましょう。彼はとても優秀で、完璧な運用計画を立て、スケジュールにも落とし込みました。目標は「週2回の投稿」です。
【当初のスケジュール】
紙の上では完璧です。週2回の投稿なら無理なく続けられそうだと思いました。しかし、いざ実行しようとした途端、この計画は崩壊したのです。
・火曜の朝:急なクライアント対応が入り、投稿作業ができない
・水曜の昼:作成した記事を上司に見せたら「表現を変えてほしい」と修正指示が入る
・木曜の朝:修正に手間取り、他の業務に追われて投稿ボタンを押せず……
計画するときは思いつかなかった「アイデア出しの苦悩」「急な割り込み仕事」「上司のチェックと修正」「突発的なトラブル」といった「現実」が、次々と襲いかかってきたのです。
彼は「今週はダメだったから、週末にまとめてやろう」と無理を重ね、結局、更新はストップしてしまいました。
この失敗の原因は、彼の意志が弱かったからでしょうか? 違います。「現実の生活にはノイズ(邪魔)が入る」ということを計算に入れず、パツパツのスケジュールを組んでしまったからです。「不確実性」を、スケジュールの段階で甘く見ていたことが敗因なのです。
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【スケジュールが崩れるもう1つの理由】
