東京から75分『北斗の拳』聖地に人が続々? 18年ぶりアニメ化で再注目…長野・佐久市が「二拠点居住」先としても人気の訳

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実は同市は、漫画連載当時はまだ存在していませんでした。06年に旧上磯町と旧大野町の合併により誕生した、比較的新しい自治体です。「北斗」という名には、北の空に燦然と輝く星という意味が込められており、北海道の新しい市にふさわしいネーミングと言えます。

「海と大地と新幹線の町」を掲げており、その名の通りホッキ貝やカキなどの海産物、トマトなどの農産物が豊富なエリアです。観光地としては、1896年に創設された日本初の男子修道院「トラピスト修道院」が有名です。

トラピスト修道院
「トラピスト修道院」は美しい杉並木道でも知られています(写真:makoto.h/PIXTA)

2023年の『北斗の拳』40周年の際には、市を挙げてコラボキャンペーンを展開。駅内にはケンシロウの像が設置され、市内周遊ツアーも企画されるなど、大いに盛り上がりました。

作品と縁もゆかりもないはずの土地が、いまや立派な「聖地」として機能しているのが興味深いです。

原作者が生まれ育った長野県佐久市へ

続いて向かったのは、原作者・武論尊氏の故郷、長野県東部の佐久市。ファンなら一度は訪れたい、正真正銘の「聖地」です。

人口は約10万人で、長野市・松本市・上田市に次ぐ県内4番目の都市。函館の五稜郭と並ぶ「稜堡式要塞」の龍岡城や、重要文化財の旧中込学校など、歴史的な見どころも充実しています。

龍岡城五稜郭
慶応3年(1867年)に竣工した「龍岡城」。五稜郭は日本に2つしかないうちの1つです(写真:いつか/PIXTA)
旧中込学校 佐久市
国の重要文化財に指定された「旧中込学校」は、国内の学校建築のうち現存する最古級の擬洋風建築物だといいます(写真:ふるさと探訪倶楽部/PIXTA)

武論尊氏は18年、「生まれ育った佐久の地から、1人でも多くの人に漫画の魅力を伝えたい」という思いから「武論尊100時間漫画塾」を開塾。また、24年には岩村田地区に「さくまんが舎」という施設をオープンしました。

同施設では数々の原画やフィギュアを展示するとともに、後進の夢の実現をサポートしています。

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