実は同市は、漫画連載当時はまだ存在していませんでした。06年に旧上磯町と旧大野町の合併により誕生した、比較的新しい自治体です。「北斗」という名には、北の空に燦然と輝く星という意味が込められており、北海道の新しい市にふさわしいネーミングと言えます。
「海と大地と新幹線の町」を掲げており、その名の通りホッキ貝やカキなどの海産物、トマトなどの農産物が豊富なエリアです。観光地としては、1896年に創設された日本初の男子修道院「トラピスト修道院」が有名です。
2023年の『北斗の拳』40周年の際には、市を挙げてコラボキャンペーンを展開。駅内にはケンシロウの像が設置され、市内周遊ツアーも企画されるなど、大いに盛り上がりました。
作品と縁もゆかりもないはずの土地が、いまや立派な「聖地」として機能しているのが興味深いです。
原作者が生まれ育った長野県佐久市へ
続いて向かったのは、原作者・武論尊氏の故郷、長野県東部の佐久市。ファンなら一度は訪れたい、正真正銘の「聖地」です。
人口は約10万人で、長野市・松本市・上田市に次ぐ県内4番目の都市。函館の五稜郭と並ぶ「稜堡式要塞」の龍岡城や、重要文化財の旧中込学校など、歴史的な見どころも充実しています。
武論尊氏は18年、「生まれ育った佐久の地から、1人でも多くの人に漫画の魅力を伝えたい」という思いから「武論尊100時間漫画塾」を開塾。また、24年には岩村田地区に「さくまんが舎」という施設をオープンしました。
同施設では数々の原画やフィギュアを展示するとともに、後進の夢の実現をサポートしています。



















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