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「ほぼ一発で決めてしまいました」 八王子・新興住宅地育ちの男性が"一目惚れ"した町の正体と、30年経っても飽きないワケ

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サブカルの聖地として知られる「中野ブロードウェイ」の人気店(筆者撮影)
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その後、妻と一緒に踊るつもりで社交ダンスをはじめたところ、吉川さんだけが「仕事に支障が出るほどのめり込んだ」という。これまでパソコン、ゲーム、サッカーと好きな分野を仕事にしてきた吉川さんは、社交ダンスでも同じ道を探った。

ある日、鶯谷の「ダンスホール新世紀」で妻と踊っていたところ、ダンス雑誌の編集者に「写真を撮らせてください」と声をかけられた。社交ダンスの場らしくスラックスとベストを身に着けた客が多いなか、ジーンズにチェックシャツという吉川さんの姿が目にとまったらしい。その編集者と名刺交換したのを機にダンス雑誌の世界に入り込み、40代半ばで国内唯一の社交ダンス専門誌『月刊ダンスビュウ』編集部に入社。約15年ぶりの会社員生活がはじまった。

吉川さんが編集長を務める『月刊ダンスビュウ』を片手に(筆者撮影)

通勤は中央線で。御茶ノ水駅から職場まで歩く道が楽しい

職場の最寄り駅は東京メトロ千代田線の湯島駅。地図を見たところ「御茶ノ水駅から歩ける」と気づき、電車一本で通える中央線を使うことにした。この通勤路が「すごく楽しい」と吉川さんは言う。

御茶ノ水駅の聖橋口改札を出ると、神田川にかかる聖橋がある。中央線・総武線と東京メトロ丸ノ内線が交差するトレインビューの聖地で、連日多くの観光客が集まっている場所だ。

御茶ノ水駅の聖橋からの風景。この日も橋の上で多くの観光客がカメラを構えていた(筆者撮影)

聖橋を渡り、日本の学校教育発祥の地「湯島聖堂」を横目に見ながら進むと、江戸総鎮守「神田明神」(正式名称:神田神社)の鳥居が見えてくる。境内を抜け、裏参道の急な階段を降りていくのがお決まりのルートだ。

神田祭を行う神社として知られる「神田明神」(筆者撮影)

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【毎朝「あかりさん」をちらりと見るのが日課】

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