「ヤバい」「面白い」しか言えない人は見過ごしている…《言語化できる人》がやっている "ある1つの習慣"

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「ちゃんと考えているのに、人前でうまく話せない」「頭では理解しているのに、言葉として整理できない」。または、映画やドラマを見ても「ヤバイ」とか「面白い」としか言えない……。
こうした感覚に覚えのある人は少なくないでしょう。現代は情報量が増え、思考の材料そのものは誰でも手に入るようになりました。しかしその一方で、「考えを深める力」と「それを言語化する力」の個人差が大きくなっています。
多彩なメディアに出演し、知的で温かいトークが支持されている経済愛好家・ニューレディーの肉乃小路ニクヨ氏も、かつては「話下手」で悩んだ経験があるそう。自身の失敗から学び、対話力を磨いてきました。
本記事は、肉乃小路氏の著書『育つ、育てる。対話力 話し下手が強みになるニクヨ式会話術』より一部抜粋・再編集。自分と向き合う「内なる対話」で、思考を深め、対話力を育てる方法を紹介します。

「文章にする」だけで思考は整理される

私たちは普段、見えていることや感じたことを、単語のまま処理してしまいがちです。しかし肉乃小路ニクヨ氏は、そうした思考を文章化することの重要性を指摘します。「単語だけで済ませるのではなく、文章として書き出す」。それだけで思考は整理され、自分でも気づいていなかった考えを言葉にして、相手に伝えることができるようになります。

単語だけを発して伝わる場合もありますが、それはごくシンプルな内容や感想を述べるときのみに有効です。ちょっと複雑な人間の機微を伝えたり、それを受け取ってもらったりするには、ある程度単語を並べた文章の方が適しています。また一方で、理解してもらうには、「できるだけ短文で伝える」というのも、対話の基本です。

単語を並べるだけで終わりそうな感想や雑感を、敢えて文章にするという、一見すると手間のかかる作業ですが、この「文章にする」というプロセスこそが、思考を深め、対話力をつけるうえで欠かせない土台になります。

最近、ジャーナリング(頭に思い浮かんだことをありのままに書き出すこと)が、若い人を中心とした自己啓発界隈で流行っていますが、それも単語だけで終わらず文章化する行為と言えます。書き出したり、日記をつけたりするのには継続する意志の強さが問われますが、「内なる対話」として頭の中で文章化するということだけなら、癖にしてしまえば簡単にできます。そして最初は短文から始めて、次第に高度な文章に変えていけばいいのです。

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