イタリア北部のトリノに暮らして今年で30年になる私は、今年の2月、1年半ぶりの一時帰国を楽しんだ。日本の美味しいものを食べ尽くし、どこへ行っても清潔で機能的でいいなあと感動する日々を過ごした。
その一方で、おや?と思う、ちょっとした違和感をいろいろな場面で覚えた。日本人ではあるけれど、海外で長く暮らし“外国人化”した私の目に映る「外から見た日本。ちょっとここ、変だよね?」な話をしてみたいと思う。
黒いレジ袋にモヤッとした
東京に着いて数日後、ドラッグストアで尿漏れパッドを買った。ちなみにそれは私のためではなく、頼まれものなのだが、とにかくその商品を見つけてレジへ持って行くと、「レジ袋は白にしますか? 黒にしますか?」と店員さんに聞かれたのだ。
……ん?
イタリアでは2011年からプラスチックのレジ袋は禁止されている(有料化は1989年から)ので、もはやマイショッパーで買い物に行くのは肌感覚として身に付いている。だから、白でも黒でもレジ袋はいらないのだが、それにしても「白か黒かとはどういうこと?」と私の頭は数秒思考停止状態に陥った。
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【イタリアでは、男性がナプキンを買うのは当たり前】
