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薬剤師が1800万円を失った「起業塾」への後悔「ネットワークビジネス」に洗脳された地獄の日々

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起業塾という名のネットワークビジネスに1800万円を投じた現役薬剤師の遠藤さん(写真:筆者撮影)

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ネットワークビジネスで大金を失った人が、そのおかげで、人間が本当に欲しいものを手に入れたとしたら?
失敗や予想外を「悪」とするような風潮が根強い昨今。しかし、そもそも人生は、これくらい「奇怪」なものだと捉えたほうが、実は自然ではないか。
「現実は小説より奇なり」この言葉が、インタビュー中、何度も頭をよぎった。
お察しの通り、これはただの「洗脳された人の失敗談」では終わらない。
【この記事の続き】
「会社員だけの生活は『心が死ぬ』と分かってた」薬剤師が1800万円を失った起業塾 それでも見つけた「居場所」の正体

「どうせ結婚したら辞めるんでしょ?」

遠藤まきさん(40代)は、島根県生まれの現役薬剤師だ。

大学卒業後、千葉へ拠点を移し、大手企業が運営する薬局に就職。朝から晩までハードに働き、30歳を目前に会社の昇進試験に挑戦した。

最終面談まで勝ち残ったその場で、いまであれば炎上必至ともいえる、衝撃の言葉を投げかけられる。

「一番最初に、『どうせ結婚したら辞めるんでしょ?』って言われて。自分なりにかなり頑張ってきたけど、そんなふうに思われていたんだと思ったら、スッと冷めてしまったんです」

実はこのとき遠藤さんは、昇進試験に挑戦する一方、ダメ元でカナダへのワーキングホリデーにも申請を出していた。

「今の会社でキャリアを積み続けることが、本当にいいことなのか」――そんな迷いも、どこかにあったからだという。

昇進試験の結果は不合格。それがわかった直後にワーキングホリデーの許可が下りた。

「この会社で学べることは、もう終わったんだと思って」

そうして自身の中で一度キャリアに区切りをつけ、1年半のカナダ留学へと踏み出した。

留学後の自分は、それまでと比べると「世界が一気に広がり、まるで別人になった感覚」だったという。

カナダ留学中に撮影した「ナイアガラの滝」(写真:遠藤さん提供)

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【もう一つの収入がある同僚との出会い】

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