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薬剤師が1800万円を失った「起業塾」への後悔「ネットワークビジネス」に洗脳された地獄の日々

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起業塾という名のネットワークビジネスに1800万円を投じた現役薬剤師の遠藤さん(写真:筆者撮影)
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説明会当日。会場に入る前に、ある「確認作業」があったという。それは、説明会の趣旨に関するものだった。

「ただの飲み会だと思っていませんよね。ネットワークビジネスの説明会ですよ。間違いないですね、と確認されました」

実は先の同僚との飲み会で、「自分はネットワークビジネスで収入を得ている」と打ち明けられていた。

当時の遠藤さんは、率直に疑問をぶつけたという。

「それって違法じゃないの?犯罪じゃないの?」

同僚からの説明を受け、自分でも調べた。その結果、違法性がないことを確認したうえで、「説明会に行く」と決めていたのだった。

「みんな明るくていい人たち」

説明会の中心は、「ビジネスモデル」の説明だった。

「会社の給料に依存せず、自分の収入を持てる人を増やしたい想いでやっています」

そんな理念が語られ、そのうえで具体的な仕組みや収益構造が示された。

起業に必要なビジネススキルを磨く講座も、毎週開かれているという。

「会場には、主催者のほかにも、すでに成果を出している受講生の方たちがたくさんいて。みんな明るくて、いい人たちで。好印象でした」

さらに、強く印象に残った言葉があった。

「MBAで学ぶよりも、実践しながらのほうが起業の力は身につくよ、と言われたんです」

その瞬間、カナダ留学中の経験がよみがえった。

体当たりで英語を身につけていった日々。机上の勉強より、環境に身を置くほうが伸びる――。その成功体験と重なった。

「ここでなら、起業家としての力がつくかもしれない」そう思ったという。

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