お金がないから感性を磨いた
ロコリさんのおしゃれの感性はどこで磨かれてきたのだろう。
「その服どこで買ったの?」と聞かれては、「これユニクロ」と答える。ロコリさんが500円で買った服に友だちが驚き、「あなたが買う服をいっしょに買っといて」と頼まれることもしばしば。昔から「見つけるのうまいよね」と言われてきた。
だが、最初から“プチプラおしゃれ”を意識していたわけではない。お金がないからプチプラばかり買っており、限られた予算で選び抜く中で磨いてきた感性がロコリ流おしゃれの原点だ。
ファッションに目覚めたのは、高校生のとき。書店で手にとったハイファッション誌の世界にあこがれを抱いた。
「VANやアイビーシスターっていうブランドがあって、そこの洋服が欲しくて、バイトして洋服を買ってた。その服を着て小倉の街に出かけてた」
ビートルズが流行るなか、アメリカのテレビドラマに出てくるザ・モンキーズにはまった。みんなと同じものではなく、自分の「好き」を選ぶ感性はこの頃からあった。音楽好きの少女は、街のディスコに通った。音楽はいつもそばにあった。
歩んできた道のりは、決して華やかなものではなかった。でも、おしゃれへのアンテナだけはずっと立っていた。
次ページが続きます:
【編集もすべて自分ひとりで行うYouTube】
