婚活中に目移りするのは自分だけではなく、相手も様々な人を「いいな」と思って同時並行で仮交際をしていたりする。自分を「好きだよ」と本気で言ってくれる人もいれば、異性として見られないと感じる人もいる。どれも現実であり、受け入れなければ先には進めないのだ。
「同僚に勧められてマッチングアプリを始めたのは36歳のときです。アプリにはどんな人がいるんだろう、という好奇心がありました」
純子さんは公務員として年間400万円の安定収入を得ている。地元で暮らすには問題のない金額だ。今までの経験も踏まえて、相手に求めるものを「クリスチャンであること」だけに絞り込んだのが勝因だったのかもしれない。
「年齢は自分プラスマイナス10歳で、住んでいる場所にはこだわらず、年収の条件は入れませんでした」
そしてマッチングしたのが愛知県の実家に住んでいた幸一さん。当時28歳だった。純子さんは愛知県の位置すらよくわかっていなかったと笑う。
「うちからの行き方を調べたら、意外と飛行機が便利だとわかりました。8歳も年上の女性と付き合うのは相手にとってキツイかも、とは思いましたが、幸一くんの真面目な人柄が伝わってくるプロフィールを読んで『いい人だな!』と感じたんです。メッセージ交換では『好きな讃美歌は何ですか?』といった深い話もできました」
「30歳の誕生日で自殺する」
幸一さんに夢中になった純子さんは「もっと彼のことを知りたい」という気持ちで幸一さんの本名でネット検索。よせばいいのに……。そして、直近のブログで「30歳の誕生日で自殺するつもり。29歳でもいいかも」というショッキングな内容を見つけてしまう。
今回のオンラインインタビューでは、黒髪で眼鏡姿の純子さんの傍らに中肉中背の幸一さんもちょこんと座っている。キラキラした瞳が印象的で、どこかしら純子さんと似ている。あえて言えば、仲良しの姉弟(きょうだい)に見える。幸一さん、なぜそんな投稿をしたのですか?



















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