「私は運動が好きなので地域のスポーツサークルに入っていました。その人は16歳年上の妻子持ちの単身赴任者です。全然カッコ良くないのですが、スポーツ大会でチームが負けたときに『悔しいな』と私がつぶやいたら『悔しいね』と応じてくれたんです。それで好きになってしまいました。当時の私は精神的にちょっと弱っていたので、共感してくれる人が欲しかったのだと思います」
不倫はキリスト教の教えにもちろん反する。プラトニックな片想いだったけれど、真面目な純子さんは自分を責める日々を過ごした。彼を忘れるために、同じ宗派の男性と無理に付き合ったこともある。しかし、まったく話が弾まずに別れてしまい、苦しさと虚しさが募った。
「暗黒の20代でした。そのうちに彼が転勤で東北からいなくなり、ようやく解放されたときは28歳になっていました」
クリスチャンの集まりで2度フラれ…
県内、いや東北地方内だけでは出会いが限られてしまうと判断した純子さん。東京での独身クリスチャンの集まりにも5回ほど参加した。
「いいなと思えた人も2人いました。12歳年上の男性とは2日に1回ペースでメッセージのやり取りをしていたのですが、他にも私と同じように連絡していた女性がいたらしく、その人は他の人と結婚されました。次に好きになった4歳年上の男性からも『あなたの名前は僕の母親と同じなので、そういう目で見ることはできない』という理由でフラれてしまって……。たぶん、私のことが好みじゃなかったのだと思います」
純子さんは無駄なお金と時間をかけたと感じているようだが、筆者はそうは思わない。婚活に重要なことの一つは客観性であり、それは手痛い体験を通じて養われることが多いからだ。



















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