「これって自分じゃなくてもいい仕事?」人事3年目⦅失敗できない・組織の歯車・やりがいなし⦆つらい三重苦のワーカホリズムから抜け出す方法〈安藤健のキャリア相談室♯5〉

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「ずっとこの会社にいていいのか……」
「本当は、もっといい職場があるんじゃないか……」
こうしたモヤモヤ、実は悪いものではなく、あなたがレベルアップするための重要なサインかもしれません。
そう説くのは、若手からミドル社会人まで、数多くのキャリア相談に応じてきた組織人事論のスペシャリスト、安藤健氏です。
この度、新刊『転職はタイミングが10割』の発売に先立ち、安藤氏がリアルな読者のお悩みに答える〈安藤健のキャリア相談室〉を開催。
第5回の相談者は、大手メーカー人事部で入社3年目のTさんです。
ミスなくやって「当たり前」、一つ間違えれば「大失態」というプレッシャーの中で、「代わりのきく仕事」をやっているという寂しさに悩んでいる彼女。
そんなTさんに、安藤氏が組織の論理に縛られず「自分」を取り戻すための方法を教えます。

自覚なき「ワーカホリズム」の正体

安藤健(以下、安藤):さっそく「やりがい4タイプ診断」の結果を見てみましょう。活動レベルは中程度ですが「仕事に対する向き合い方」がかなり低いですね。

Tさん(以下、T):なんと「ワーカーホリズム」に片足を突っ込んでいました……。自覚はなかったんですが……。

安藤:ワーカホリズムは「義務感や焦燥感で動いている状態」ですよね。

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T:でも、言われてみれば思い当たる節があります。人事は、ちゃんとできても評価がプラスになることはありません

安藤:いわゆる「減点方式」の職種あるあるですね。

T100点満点で当たり前、1点でも引かれたら大問題になってしまうので……。

安藤:それでは達成感を得るのは難しいですよね。

T:そうなんです。今は150人ほどの海外駐在員の給与管理や規程の運用を、先輩たちと回していますが、決められたルールどおりに進めるだけの毎日で。

安藤:だいぶルーティン化されていそうですね。

T「これ、私じゃなくてもいいよね」って、つい思ってしまうんです。

安藤:その「自分じゃなくてもいい」という感覚は、実は経営側の論理からすれば「正しい」ことなんです。

T:どういうことですか?

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