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「これって自分じゃなくてもいい仕事?」人事3年目⦅失敗できない・組織の歯車・やりがいなし⦆つらい三重苦のワーカホリズムから抜け出す方法〈安藤健のキャリア相談室♯5〉

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プレッシャーを感じて壁に頭をつける女性
「私じゃなくてもいい仕事」と感じながらプレッシャーの中でやっているTさん。組織の論理に縛られず「自分」を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?(写真:EKAKI/PIXTA)
  • 安藤 健 キャリアのモヤモヤを解決する組織人事コンサルタント
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安藤:誰かが辞めても、新しい歯車(人材)が入れば組織は回り続ける。日系企業によくあるジョブローテーション制度も、実はそのためだったりします。

T:会社としては正しくても、そこで働く個人としては、ちょっともやもやします。

「組織に流される」と何が怖い?

安藤良い「人事制度」というのは、実は「空気」のようなものだと言われています。

T:空気、ですか?

安藤:はい。世の中の人は、空気はきれいなのが当たり前で、普通に吸えるものだと思っている。

T:もしかして、空気が濁ると……。

安藤:そう、途端に苦しくなって、文句が出る。人事が整える赴任規定や給与制度も同じです。

T:たしかに似てますね……。

安藤:制度が整っている「きれいな空気」の状態では、社員は安心して仕事に没頭できます。でも、その環境を作っている人たちの努力は、あまり感じてもらえません

T:人事も、社員から要望を受けて規定を変えることもあって、変えた直後は感謝されます。でもすぐにそれが「当たり前」になってしまうので……、ちょっと寂しいです。

安藤「職務特性理論」では、仕事の意義を感じるために「フィードバック」が不可欠だとしています。Tさんの場合、サービスを提供している駐在員と物理的に遠いのもネックですよね。

T:かつては年1回、各拠点を回って面談する制度もあったそうですが、私が入社してからは業績の影響で中止になっていて……。

安藤:仕方のないことですが、そうして組織の中で流されるがまま生きていると、どんどん自分の思考がなくなってしまうことがあります。

T:だんだんそうなっているような気がして、すごく怖いです……。

安藤:だからこそ、意識的に「あがく」ことが必要だったりします。

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