「やばっエンターキー響いたかも……」⦅時短勤務で24時間体制⦆仕事も子育ても余裕なしのママ総務が⦅マルチタスクの憧れ⦆を捨てた理由〈安藤健のキャリア相談室♯3〉

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転職はタイミングが10割
突発的な仕事が舞い込んでくるとエンターキーを強く押してしまうというHさん。仕事が雑になってしまうその理由とは?(写真:Graphs/PIXTA)
「ずっとこの会社にいていいのか……」
「本当は、もっといい職場があるんじゃないか……」
こうしたモヤモヤ、実は悪いものではなく、あなたがレベルアップするための重要なサインだったとしたら?
そう説くのは、若手からミドル社会人まで、数多くのキャリア相談に応じてきた組織人事論のスペシャリスト、安藤健氏です。
この度、新刊『転職はタイミングが10割』の発売に先立ち、安藤氏がリアルな読者のお悩みに答える〈安藤健のキャリア相談室〉を開催。
第3回の相談者は、時短勤務をしながら総務として働くHさんです。
仕事への意欲は高いのに、突発的なタスクが生じるとパニックになってしまい、仕事が雑になってしまうという彼女。
そこには現代人の陥りがちな「マルチタスクの罠」がありました。

仕事は「得意なこと」じゃなくていい

安藤健(以下、安藤):この連載で定番になってきた「やりがい4タイプ診断」の結果はいかがでしたか?

転職はタイミングが10割
『転職はタイミングが10割』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

Hさん(以下、H):自分の見方が間違っていなければ、おそらくニュートラル寄りの「ワークエンゲージメント」かなと。

安藤:おっしゃる通りです。仕事の活動レベルも向き合い方も、どちらも比較的高い「28点」というスコアでした。

H:自分ではあまり意識していなかったので、この診断結果は純粋に嬉しいです。思わず、ニヤけちゃいました……(笑)。

安藤:いいですね(笑)。前向きに仕事に没頭できているし、やりがいも感じられている。理想の状態に近いというわけですから。

H:実は、今の総務の仕事って、全然得意なわけではないんです。でも負担ではなくて。

安藤:それは大事な視点です。誰もが自分の得意な仕事に就けるわけではありません。ほどほど」が結構いいんです。

H:そう、まさに「ほどほど」なんです。苦手な作業があっても「嫌い」と思うほどでもないし。今の環境が合っているのかも……と再認識できました。

安藤「合っている」感覚は、大事ですよね。時に舞い込む新たなことで、一時的に不安を感じるかもしれませんが、いい意味での刺激にはなっているはずですし。

H:確かに、そのバランスが今はちょうどいいのかもしれません。

安藤ある程度自分の安心できるベースがありつつ、一定の割合で新しい刺激がある。Hさんは今すごくいい状態かもしれませんよ。

Hでも、人に言えない悩みがあって……。

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