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「症例数が多ければ安心」「標準治療が最良」は本当か? 40年間患者を診てきた医師が本音で語る"がん病院選びの真実"

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患者を診る医師
本当に知っておきたいがんとの向き合い方とは、どのようなものなのでしょうか?(写真:Peak River/PIXTA)
  • 新見 正則 オックスフォード大学医学博士・新見正則医院院長
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標準治療に行き詰まったら、臨床試験への参加を勧められることがあります。標準治療が最良の治療だと言い切れない理由がここにあります。

標準治療が最良と本当に思っているのなら、自分の患者さんに臨床試験はゼッタイに勧めないでしょう。

がんの臨床試験では多くの場合、標準治療に新薬が上乗せされますが、プラセボ(偽薬)が上乗せされることもあります。ランダム化(クジ引き化)された臨床試験でプラセボ群に当たると、標準治療が施行されます。

望みを賭けて臨床試験を行うことも一案です。そうであれば、臨床試験数が多い病院がお勧めになります。

製薬会社は新規薬剤の開発に社運を賭けます。

現在「冴えた抗がん剤」はほぼありません。「冴えた抗がん剤」とは1剤でがんを退治できる薬剤です。そこで集学的治療※が必要になり、抗がん剤も併用療法になり、手術や放射線治療と組み合わされます。

今は多くのがん種に、そしていろいろなステージで有効性が確認され続けている免疫チェックポイント阻害薬の臨床試験に運良く該当し、そして実薬を割り付けられ好結果になった人は、本当に運が良いと思います。

■私ならこう言い訳する

臨床試験は、開発している薬が「がんに効果があるかないか」を決めるためのもので、効果があるとは決まっていません。ですから、無理に参加する必要はありません。

■でも実際は

標準治療が最良の治療ではない以上、希望者には臨床試験を勧めることができる施設がベストです。

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