iPhone向けゲーム特化の外部アプリストア「あっぷアリーナ!」は既存ストアに対抗できるのか、還元モデルの実力を検証
Android版は5月1日に提供を開始する。Android向けにはAppleのコアテクノロジー手数料が発生しないため、収益構造はiOS版より有利になる。ただし日本市場はiPhoneのシェアが高く、ここでどれだけユーザーを獲得できるかが事業の成否を左右する。
ポルトガルのAptoide社と組んだ理由
あっぷアリーナ!の技術基盤を提供するのは、ポルトガル・リスボンに本社を置くAptoide社だ。2011年設立で、世界4億人以上のユーザーと100億件以上のダウンロード実績を持つ独立系アプリストアである。EUではデジタル市場法(DMA)を受けて2024年からiOS向けストアを展開しており、Epic Games Storeと並んでApp Storeの代替として存在感を示している。あっぷアリーナ!は、このAptoideのプラットフォーム基盤「Aptoide Connect」の日本版という位置づけだ。
役割分担は明確だ。プラットフォーム基盤と海外ゲームベンダーの誘致はAptoideが担い、日本のゲームベンダーの誘致、ローカライズ、マーケティングはBBSSが担当する。海外で人気があるが日本未上陸のタイトルをAptoideの配信網から持ち込み、逆に日本のインディーゲームをAptoideの流通網でヨーロッパに展開する構想も掲げた。
橋本氏はAptoideを選んだ理由として「Appleのグローバル窓口としっかりコミュニケーションが取れている点が大きい」と語った。サードパーティストアであっても、アプリのアップデート時にはAppleの公証(Notarization)審査を通す必要がある。Appleとの関係が安定していることは、ストア運営の継続性に直結する。
勝算はどこにあるのか。日本ではAndroidの黎明期にドコモが「ドコモマーケット」を、auが「auスマートパス」でアプリ取り放題を展開したが、いずれもGoogle Playへの集約に抗えず撤退した歴史がある。キャリアほどの顧客基盤を持たないBBSSが、サードパーティストアで成功するハードルは高い。


















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