iPhone向けゲーム特化の外部アプリストア「あっぷアリーナ!」は既存ストアに対抗できるのか、還元モデルの実力を検証

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あっぷアリーナ!は「発見型アプリストア」を名乗る。ランキングやダウンロード数に頼らず、編集者の目利きやクラウド体験を通じてユーザーに新しいゲームとの出会いを提供するという意味だ。

本多氏は発表会で、現在のアプリストアが抱える構造的な課題を指摘した。

「2024年時点で200万を超えるアプリが配信されている中で、ランキング上位のゲームが常に上位を独占している。情報が錯綜する中で、ユーザーが本当に楽しいゲームに出会える機会は今のプラットフォームでは難しい」

あっぷアリーナ!はこの課題に対し、3つの機能で差別化を図る。1つ目は「編集型キュレーション」だ。ゲームライターの大塚角満氏を編集長に招き、ランキングに依存しない記事型のゲーム紹介を展開する。ゲームメディアやインフルエンサーとも連携し、週2本程度の記事配信を目指す。

2つ目はダウンロード不要の15分間クラウドプレイだ。容量の大きいゲームでも、クラウド上で概要を試してから導入を判断できる。3つ目はポイント還元で、アプリ内課金額の5%をストアポイントとして付与する。ローンチキャンペーン中は最大10%に引き上げる。

課金額の5%をストアポイントとして還元する。ローンチキャンペーン中は最大10%に引き上げる(写真:筆者撮影)

デベロッパーの手数料は合計25%

収益構造も明らかになった。デベロッパー(アプリ開発者)からの手数料率は20%で、これにAppleのコアテクノロジー手数料5%が加わり、合計25%となる。App Storeの最大26%と比べると若干低い水準だ。

ただし、ユーザーへの5〜10%ポイント還元や決済手数料を差し引くと、BBSS側の取り分は薄い。囲み取材で橋本雅斗R&D本部長は「薄利になりがちだが、率ではなく規模で収益を出す考え方だ」と説明した。決済についてはSB PaymentやPayPayなどソフトバンクグループの決済サービス導入を準備中で、コスト圧縮を図る方針も示した。

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