東京工科大学が「八王子のバス」を変える可能性。バス26台を保有するAI大学と八王子市の共創は公共交通を変えるか?

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今回の取材を通じて改めて感じたのは、国が進める地域公共交通の「リ・デザイン」(再構築)に向けた可能性だ。

国土交通省の資料から言葉を借りると、リ・デザインとは、官民共創・交通事業者間共創・他分野共創の「3つの共創」、自動運転やMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)などデジタル技術を実装する「交通DX」、車両電動化や再エネ地産地消など「交通GX」を柱とした取り組みのことをいう。

自動運転スクールバスの運転席まわり(筆者撮影)

こうした地域公共交通のリ・デザインは、全国各地でトライ&エラーがあるものの、社会実装後の事業持続性に関する成功事例が少ないのが実情だ。

八王子市に環境は整っている

八王子市には、今回紹介した事例のほか、25の大学・短期大学・高等専門学校が市民団体や企業・経済団体と連携する「大学コンソーシアム八王子」があるため、自動運転スクールバスやスクールバスのシェアリングなどの議論がしやすい環境にあると考えられる。

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そのうえで、自動運転スクールバスは地域社会の活性化の向けた「ひとつの手段」として、未来を担う学生など多くの若い世代を巻き込んだ「地域の現実解」の議論のたたき台になるはずだ。

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桃田 健史 ジャーナリスト

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ももた けんじ / Kenji Momota

桐蔭学園中学校・高等学校、東海大学工学部動力機械工学科卒業。
専門は世界自動車産業。その周辺分野として、エネルギー、IT、高齢化問題等をカバー。日米を拠点に各国で取材活動を続ける。一般誌、技術専門誌、各種自動車関連媒体等への執筆。インディカー、NASCAR等、レーシングドライバーとしての経歴を活かし、テレビのレース番組の解説担当。海外モーターショーなどテレビ解説。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラファイムシフト、EV等の車両電動化、そして情報通信のテレマティクス。

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